対位法は一つのメロディラインや、それが積み重なってできた複数のメロディライン同士のあり方に関する学問です。

音楽を水平次元から考察するもので、メロディ同士が独立性を持ったポリフォニー(多声音楽)と深い関係を持ちます。

スコア
ノエル-ギャロン、マルセル・ビッチュ:『対位法』より転回可能カノン

対位法は主にポリフォニックに書かれた音楽の構造を知る手がかりになり、ピアノでも作曲でもある程度必要な勉強です。

対位法を習得するには一定の規則にしたがって課題を解く必要があります。具体的には(厳格対位法の場合)、一本の五線に書かれた課題(定旋律またはcantus firmusといいます)に別のメロディラインをつけていき、おおよそ2声~8声の形に積み重ねます。

このコースでは主に厳格対位法の基礎を学びます。そして必要に応じて、パレストリーナ様式の対位法、J.S.バッハ様式の対位法(コラール、フーガ、自由対位法あるいは器楽的対位法)等の資料をお渡しします。

本コースでは副科の作曲コースソルフェージュコースなどの同時受講をお勧めします。

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