聴音のコツ(音源付属問題集の落とし穴)

今日は聴音についてのテーマです。

音大受験などでは避けて通れない試験科目に「聴音」があります。
そして音楽大学に入学してからも、聴音はソルフェージュ授業の中にひとまとめにして行われます。しかも必修科目です。

音大を経ずに、ピアニストや作曲家を目指す方々も、聴音は「自分の音を聞く力」を伸ばすトレーニングとして重視されます。

そんな聴音。音楽教室やピアノ教室、専門学校などで履修することは出来ますが、授業料がかかったり通ったりすることを考えると、なかなか躊躇してしまうものです。

そこで多くの方が使用されるものの一つが、ネット上に音源と解答がある「洗足オンライン」の聴音です。
これは初歩の初歩から中級レベルくらいまでを800題ほどでカバーしており、そしてなんと言っても無料で使用(2024年2月現在)できるので、本当に有り難い教材です。

また、音源のCDが付属している聴音用の書籍や、音源がネット環境に付属している市販の教材です。これも廉価で取り組めるため、気軽に手を出される方も多いです。国立音楽大学編の「ソルフェージュ聴音」は音源がピアノの生演奏ですし、課題がどれも美しいので、本当に素晴らしい教材です。

しかし、これらにはいくつかの落とし穴があります。

ひとつは、途中から再生できないこと。
これは想像以上に不便です。

また、自分に合ったレベルや、高度なレベルまで対応してくれないこともあるでしょう。

しかし、一番の落とし穴は、音源では「倍音が聴こえない」ことです。

倍音とは鳴らした音(基音)の上方に無数に存在する音のこと。聴覚心理学的には複数の音が同時に鳴った場合は最低音の下方にも存在し得る音のことです。

通常、音源を実装する際には、ファイルが重くなりすぎないように、一定以上・以下の周波数帯をカットしてしまいます。

つまり、生で聞けば聴こえる音が聴こえなくなってしまいます。

聴音では基音を聴くことはもちろん重要ですが、基音を聴き当てるには、実はかなり倍音をヒントにしているんです。

したがって、音源付属の問題集ばかり使っていると、実力以下の解答が出来上がってしまう。

もっと言ってしまえば、倍音を聞く習慣を損なってしまうんです。

だから、結論といきましょう。

聴音のコツは、生の演奏を聴くこと。
つまり、面倒だし、お金はかかるけれど、音楽教室のレッスンに通って、講師に生でピアノを弾いてもらうことなんです。

さて、なんだか、音楽教室の広告になってしまいましたが、しかし、実際の生徒さんの声を聞くと「ここ(音楽教室)に来て取れる(聴音ができる)ようになった」というのをよく耳にします。

びび音楽教室でも聴音のレッスンを行なっています。
気になった方は、ぜひ体験レッスンへ!笑

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