きらきら星(分析)
この歌は、もとは古いヨーロッパの民謡でした。
これに色々な言葉で歌詞がつけられたことで有名になり、私たちが知る「きらきら ひかる おそらの ほしよ♫」になったようです。
今日は、きらきら星のメロディを分析しながら、魅力をご紹介をします。
A
ドドソソララソ
ファファミミレレド
B
ソソファファミミレ
ソソファファミミレ
A
ドドソソララソ
ファファミミレレド
綺麗に3つの部分に分かれました。最初と最後は同じで、真ん中が別のものになっているのが分かりますね?
つまり、記号で整理するなら、A-B-Aとなります。
では、このBを見てみましょう。同じものが2回繰り返されているのが分かりますか?
ということはBを構成する要素は1つと考えられます。
では今度はAとBを比べてみます。
A
ドドソソララソ
ファファミミレレド
B
ソソファファミミレ
この2つの共通点が分かりますでしょうか?これは少し難しいですね。
では分かりやすいようにBを分解して、番号をつけてみます。
B
ソソ=1
ファファ=2
ミミ=3
レ=4
そしてAと比較すると、
A
ドド (ソソ=1) ララ ソ
(ファファ=2) (ミミ=3) (レレ=4) ド
ご覧の通り、Aの中にBがすっぽり含まれていたことが分かりますね。
つまり、この曲を構成する要素は、最初のAにすべて含まれていると考えることができます。
きらきら星は、聴いてもシンプルな曲ですが、分析的に見てもシンプルで無駄のない曲です。
(宮川慎一郎)