グランドピアノの構造と理解

美ゞ音楽教室では、レッスンにグランドピアノを使用しています。

グランドピアノは間近で音を聴くとお分かりになるように、かなり大きな音が出ます。木の枠の内側には金属フレームがはめられており、弦も金属製。広いコンサートホールでの演奏に耐えうるように、音が遠くまで響くよう、実に巧妙な仕組みで出来ているのです。

ピアノという楽器の名前ですが、もともとは『フォルテピアノ』であったと言われています。
名前のごとく、大きな音から小さな音まで出せる鍵盤楽器。その繊細な表現を支える為に、グランドピアノの構造の理解は重要なことです。

まず、グランドピアノの音はどうやって出されるのでしょうか?

はじめに、指が鍵盤を押す。すると、中のレバーが動き、フェルトで覆われたハンマーが下から上へ向かって投げ出され、弦を打ちます。打ち出された瞬間にハンマーは跳ね返って戻ります。
つまり、打鍵の一瞬のエネルギーが弦を振動させ、その後の音を作り出すのです。それが、弦をこすって音を継続させることの出来るヴァイオリンやチェロとの大きな違いであり、弦を持っていながら打楽器的であるという、ピアノの大きな特徴を生み出しています。

それから、ある程度経験を重ねた生徒さんには必ずお伝えしているのが、「エスケープメント機構」という構造です。
小さな生徒さんならば、よく遊びで、鍵盤をそーっと静かに底まで押すということをやってみたりします。

すると、どうでしょう。音は、鳴りません。これは「エスケープメント機構」の仕業です。

試しに、電子ピアノをお持ちの方は、同様に静かに鍵盤を落としてみてください。その場合には、音が鳴るはずです。電子ピアノの場合、鍵盤が落ちてセンサーに触れれば必ず音が鳴る仕組みだからです。
(これこそが、電子ピアノとグランドピアノの最大の違いと言えるでしょう。しかし、近年の電子ピアノには、このエスケープメント機構にほぼ近い打鍵の感触を兼ね備えた商品もあるようです。)

なぜ、エスケープメント機構を知る必要があるのか。それは、そこが音が鳴るポイントだからです。
グランドピアノの鍵盤を鍵盤をゆっくり押しながら、指先に神経を研ぎ澄ませると、鍵盤の底に到達する前に「カクッ」という抵抗を感じます。その瞬間が、ハンマーが投げ出される時なのです。

小さな生徒さんがあまりにもそーっと鍵盤を押した時に、音が鳴らないのは、ハンマーが弦を打つのに十分なスピードで鍵盤が押されないからです。このことは何を意味するのでしょう?
それは、音の強弱は打鍵のスピードに左右されるということです。力いっぱい鍵盤を押し込めば大きな音が出るのではないのですね。こうした仕組みを知れば、「指を鍛える」という行為は、”筋力を付ける”ではなく、”指のコントロールを学び、優れた感覚を養っていく”ことだと理解できるのです。

(真唯子)

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