ピアノの弦が切れたときは

「ピアノの弦、また切っちゃったよ!」

ピアニストの仲間に、なぜか誇らしげに、そう話されることがあります。
でも私はこう思ってしまいます。
「それは、変なところに力が入ってるんじゃない?」

ピアノの弦は金属で出来ています。それを切ってしまうということは、たくさん練習した証、パワフルに弾ける証ではないと思うのです。

弦が切れる要因は、ひとつではありません。ピアノが置かれている環境的な要因もありますし、力いっぱい弾かざるを得ないような楽曲もありますね。(実際、私もリストの曲を集中的に練習していたとき、続々と弦が切れてしまい困ったことがありました…)

でも、そんな時に見直したいのが弾き方なのです。
例えば、声楽家を想像してみてください。大きな声を出そうとしたら、あっという間に喉を潰して歌えなくなってしまいますね。でも、彼らは喉だけで歌うのではないから、あんな声量で美しく声を響かせることができるのです。

それは、身体の中にある空洞を使うことで可能になります。音を身体の中で響かせることを上手く利用できるから、よく通る声で歌うことが出来ます。

私はそれは、ピアノ演奏をする上でも可能ではないかと考えています。
ピアノの空洞、部屋の空洞、そして身体の空洞…

身体を傷めずに演奏を続けるため、そして何より、より美しい音を出すため。
弦が切れてしまうような、ピアノが「痛い!」という悲鳴を上げるようなときには、身体の使い方をもう一度見つめなおしてみると良いかもしれません。

そんなことを考える上で、身体の構造を知るのは面白いことです。
私も、目下勉強中です!

 

(真唯子)

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