音もなく降る雪(ギロック)

とあるコンクールでピアノの審査をしていた時、小学校低学年の女の子が弾いていてとても印象に残った曲があります。

ギロック作曲の『音もなく降る雪』。原題はThe Silent Snowとされています。

たった10小節からなるこの曲は、6/8拍子、変ホ短調、終結部が延長された一部形式になっており、テンポはSlowly; quietlyと記されていて、寡黙なメロディを断片的な和声で補う形をとりながら左右の手で交互に表されます。

私はこの曲を知らなかったので、はじめに題名を見て、とてもポエティックな感想を持ちました。そして聴いてみると、やはり少ない言葉で語る、つまり行間を読ませる音楽でした。

行間を読むというのは、実はとても大切なことです。大人の演奏でも行間を読んでいる、つまり音と音の間を感じている演奏というのは、香り立ってくるものがあり、聴き入ってしまうものです。

『音もなく降る雪』は邦題『抒情小曲集』に収められており、ピアノの初級者でも十分弾ける曲ですので一度トライなさると良いでしょう。

(宮川慎一郎)

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